子どもの時は勉強で顕著となりますが、大人になっても資格の取得や仕事上でのデータの取り扱いなど、暗記が必要になるシーンは数多くあります。
しかし暗記が苦手という人は、得意だという人よりも圧倒的に多いはずです。
人の脳はどちらかというと覚えるよりも忘れることが得意な仕組みをしているため、それは仕方のないことです。
それを理解した上で暗鬼を行なわなければなりません。
人の記憶はまず印象が薄いものが消えやすいです。
十年単位の古い記憶でも鮮明に覚えていられるのは、良くも悪くも脳に与える刺激が強いからです。
しかし暗記をするべき情報はひとつひとつの印象が薄くなりがちな上に、量が多いので残りにくいです。
ではどうするかというと、連続して覚えるように意識することが大切です。
一度だと印象が薄い情報を、日を跨いで何回も頭の中に入力していくと、忘れてしまう前に補われるため定着するようになります。
そして効率性を高めるために、覚えられた情報と忘れやすいものの取捨選択も必要です。